とやまの文化遺産 とやまの文化遺産

髹漆

 髹漆(きゅうしつ)は、漆を塗ることを主とする漆芸(しつげい)の基本となる技法。素地(きじ)の造形、下地を経て、塗りや仕上げに至る広い工程には、多種の技術が必要で、漆芸の中で最も古い。現在は、立体的な造形と漆特有の塗肌や光沢を活かした制作が行われており、芸術上価値が高く、工芸史上重要な地位を占めている技法である。

 保持者である林曉(はやしさとる)氏は、日本の伝統的な髹漆の各工程に対する深い理解と技術の高さを有し、細部まで研ぎ澄まされた器形と精緻で均一な塗りは日本伝統工芸展等で高く評価されている。また、富山大学等において漆芸教育に尽力し、後進の指導・育成に尽力している。

名称 髹漆(きゅうしつ)
指定区分 指定種別 無形文化財(人間国宝)
種類 指定・登録日 2025年(令和7年)7月18日(答申)
市町村 高岡市 所在地 高岡市
所有・管理 員数
構造 年代
MENU