とやまの文化遺産 とやまの文化遺産

高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区

高岡城が廃城になり、衰退した城下町の再興のため、加賀藩3代藩主前田利常は元和6年(1620)に町人の転出禁止の布告を発し、商業都市高岡が発足した。この山町筋は再興された高岡を通る北陸道に沿って形成され、商業の中心地として栄えた。明治33年6月の大火で市域の6割が焼失し、山町筋も大被害を被った。その後、防災性能の向上のため、明治32年に発布された「建築制限令」に従い、土蔵造りの町屋群として再興し、現在の姿に至っている。
保存地区は、東西約600m、南北90m、面積5.5haで、建物周囲を不燃材で覆う構造、すなわち土蔵造りの町家に特徴がある。土蔵造りの町屋は2階建て、切り妻造り、平入り、瓦葺きで軒裏を漆喰で塗り込める。
保存計画では、土蔵造りの町屋等の建築物を92件、防火壁等の工作物を12件、伝統的建造物に選定し保存の措置を講じている。

名称 高岡市山町筋伝統的建造物群保存地区(たかおかしやまちょうすじでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく)
指定区分 指定種別 重要伝統建造物群保存地区
種類 指定・登録日 平成12年(2000)12月4日
市町村 高岡市 所在地 守山町・小馬出町の各全域、及び御馬出町・木舟町・一番町・源平町・元町の各一部
所有・管理 員数
構造 年代
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