とやまの文化遺産 とやまの文化遺産

鋳金

鋳金は、金属を鎔解し、鋳型に注入して器物を鋳造する金工技法であり、我が国では弥生時代以来の長い伝統を有する。
伝統的な工程は、鋳型の造形・合金の配合・鋳込・着色仕上げ等からなり、鋳型の造型法によって、惣型・ろう型・砂型・込型等に分類される。
保持者大澤幸勝(光民)は、昭和16年高岡市に生まれ、33年に富山県立職業補導所銅器科を卒業し、伝統的な鋳金技法を習得した。
その技法は、焼型鋳造の伝統を受け継ぐものであり、さらに、銅やステンレス等の金属の棒を釘で鋳型に固定してから鋳込むことによって、器の表面に文様を表す技法「鋳ぐるみ」を研究するなどして、独自の作風を確立した。その作品は、日本伝統工芸展等において高い評価を得、受賞を重ねている。

名称 鋳金(ちゅうきん)
指定区分 指定種別 無形文化財(人間国宝)
種類 指定・登録日 平成17年(2005)8月30日
市町村 高岡市 所在地 下伏間江148
所有・管理 個人 員数
構造 年代
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