今山田の大かつら
今山田の大かつらは、富山市山田今山田地内の小高い崖の中ほどにある。樹齢は600年とも700年ともいわれ、幹まわり約14m、中心部に約2.8mの樹が二本と、周りに15、16本の樹が株状になっていて、「千本桂」とも呼ばれ、砺波方面からは新芽の出るころの黄金色がよく見えるので、田植え時期の目印として親しまれてきた。
背後のユキ椿は、昔落ち武者たちが蓮如上人の感化によって、武士を捨ててこの世に安住し、集落を開拓した人たちの墓所で、大カツラはその墓標として植えられたと伝えられている。県内ではもっとも大きい由緒ある老樹である。
名称 | 今山田の大かつら(いまやまだのおおかつら) | ||
---|---|---|---|
指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 山田今山田安野1839 |
所有・管理 | 個人 | 員数 | |
構造 | 年代 |