馬瀬口の大サルスベリ
馬瀬口の大サルスベリは馬瀬口の天満宮の境内にある。赤茶けたつるつるした幹肌には大小の瘤があって、いかにも老樹といった風格を備えている。根周りは2.7m、幹まわりは1.8m、地表2.6mの高さで幹は三本に分かれ、太い枝を四方に張り出して貫録のある樹形を展開している。
花は紅色で、八月上旬から咲き始め、100日近くも咲き続けている。花期が長いので百日紅ともいわれている。
原産地は中国南部といわれ、日本では江戸時代の初期に伝来して、花木として庭に栽培された。県下では寺院の前庭や墓地に植えられる慣習がある。
大山町史によると現在地は毘沙門堂のあとであったと記録され、寺院とも関係があるようである。県下では珍しい大樹である。
名称 | 馬瀬口の大サルスベリ(ませぐちのおおさるすべり) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和42年(1967)1月12日 | |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 馬瀬口305(天満宮内) |
所有・管理 | 天満宮 | 員数 | |
構造 | 年代 |