老谷の大つばき
老谷の大つばきは高さは6.7m、幹まわりは2.4mもあるヤブツバキの巨木で、地上80㎝の個所で太い3本の幹に分かれ、さらにそれから伸び出した小枝が互いに入りこんでいる。単独樹幹としては太さが日本一であるといわれている。
遠い戦国の世、一人の武士が無実の罪で打ち首となり、その亡骸をこの広場に埋め、墓標の代わりにツバキを植えて冥福を祈ったが、城主に対する怨みの思いがとりついたのか、小枝がさしまた状に絡み合い、深紅の花は赤い血のように落ちるので、「さしまたの椿」とも呼んで大切に保存されている。
名称 | 老谷の大つばき(おいたにのおおつばき) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 氷見市 | 所在地 | 老谷 |
所有・管理 | 個人 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
リンク |