明日の大桜
黒部川の愛本橋を渡ると間もなく明日集落となり、法福寺がある。明日の大桜は、境内に入ると御堂前の東側に石垣で保護されているエドヒガンの老桜である。高さ4mのところから4本の太い枝に分かれ、15m四方に枝を張り出したこの樹体には崇高なものが感じられる。
本樹の前庭の舞台で、毎年4月18日には国の無形民俗文化財に指定されている稚児舞が奉納されるが、そのときには必ずこのサクラが満開で、この古式ゆかしい舞を一段と引き立てている。相馬御風は、この光景を『ほのぼのと山の桜の咲くみれば神代なからの心地こそすれ』と、歌に託している。
名称 | 明日の大桜(あけびのおおざくら) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 黒部市 | 所在地 | 宇奈月町明日836 |
所有・管理 | 法福寺 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
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