愛本のウラジロガシ林
黒部川の流れが谷あいから平野にでて大扇状地をつくる扇頂部が愛本である。この地には、昔、日本三奇橋の一つに数えられた跳橋が架けられ、周辺の岩山に生える自然林と調和して素晴らしい景色をつくっていた。
この愛本の左岸から山頂へかけて、ウラジロガシを主体にイタヤカエデ、ケヤキなどを交えた自然林がある。特に、岸辺に近い岩壁に沿って約40mの長さに渡り、幹まわり2,3mもある巨大なウラジロガシが9本も繁茂している。県下のウラジロガシ林は大沢野町の神通峡をはじめ、近くは宇奈月温泉の右岸などの渓谷、あるいは丘陵地の内陸側、標高約500mまでに分布している。
この愛本のウラジロガシ林の特徴は、この場所が岩山で、風が強く当たる扇頂部に老熟した林をつくっていることで、学術上貴重な存在である。
名称 | 愛本のウラジロガシ林(あいもとのうらじろがしばたけ) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和42年(1967)9月26日 | |
市町村 | 黒部市 | 所在地 | 宇奈月町愛本西瓜(国有林) |
所有・管理 | 農林水産省 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
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