宮島峡一の滝とおうけつ群
小矢部市名ケ滝地内の子撫川河川中に位置する。子撫川には滝が多く、別所滝・観音滝・一ノ滝・二ノ滝と上流に向かって並んでいる。一ノ滝は、宮島凝灰岩といわれる硬軟の層が上流の方に少し傾斜し、硬い層が滝をつくる岩盤となっている。この滝が小さなナイアガラといわれるのは、3mほどの高さで、川幅いっぱいに広がって落ちている景色が小規模だが似ているだけでなく、硬軟の古い岩石地層のうちより硬い層が滝をつくっていることも似ているからである。
また、一ノ滝の下流20数mのところに大小20数個の丸い穴があいており、それを「おうけつ」という。小さな窪みに石ころが入って、水の流れで回転しながら大きく丸い窪みをつくったものである。これは珍しい地質現象であり、学術上貴重なものである。
名称 | 宮島峡一の滝とおうけつ群(みやじまきょういちのたきとおうけつぐん) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 小矢部市 | 所在地 | 名ヶ滝(子撫川河川中) |
所有・管理 | 小矢部市 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
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