赤祖父石灰華生成地
東西原集落を流れる赤祖父川の上流に湧き出ている炭酸水のところにある。この水は、口に含むとすっぱく、湧き出ているところには灰白色または赤褐色の石灰華が沈んでいる。これは、白山火山に関係あると思われる炭酸ガスを含んだ地下水が、地中で石灰岩に出合って、少しずつ石灰を溶かし、やがて地表に湧き出ると、溶けていた炭酸ガスが逃げ出すために、溶けていた炭酸石灰が川底に沈んだものである。また、これが川に落ち、闊葉樹の葉やコケなどについて、その型を印したものは「木の葉石」と呼んでいる。近くには、この他に小さな洞窟や炭酸ガスが音をたてて、さかんに噴き出しているところもある。このような石灰華をつくる一連の現象を、貴重な資料として指定されたものである。
名称 | 赤祖父石灰華生成地(あかそふせっかいかせいち) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 南砺市 | 所在地 | 東西原西島1-45 |
所有・管理 | 東西原地区 | 員数 | |
構造 | 年代 |