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立山寺参道のとが並木

上市町眼目の上市川右岸の段丘上に立山寺がある。その参道100mにわたり、幹まわり2.9~3.0mに及ぶモミの巨樹が両側に立ち並んでいる。このモミは、北陸三県では「トガ」といって、寺院や神社はもちろん、屋敷の風格を備えるために植えられる慣習があった。
自生地は、今も氷見、能登方面の山地であるが、このトガ並木は天正年間(1573~1592)の初期に戦火で焼けた立山寺を現在地に再建した際、能登から苗木を取り寄せて植えたのが始まりという。
明治30年(1897)に経済的な理由でこの木を伐採しようとしたが、キコリが怪我をしたので、この樹木が霊木であることに気づき、そのたたりを恐れて伐採することを打ち切ったため、今まで保存することができたと伝えている。全国的にも珍しい並木である。

名称 立山寺参道のとが並木(りゅうせんじさんどうのとがなみき)
指定区分 指定種別 天然記念物
種類 指定・登録日 1965年(昭和40年)1月1日
市町村 上市町 所在地 眼目字大平102
所有・管理 立山寺 員数
構造 年代
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