立山山麓ひかりごけ発生地
立山登山道の一つである八郎坂には、安山岩や熔結凝灰岩が崩れて積り、大小の隙間ができている。この隙間をのぞくと、淡い緑がかった黄金色に光っている石や土肌を見ることができる。この光は、蘚類のヒカリゴケの細胞が外から入り込んだ光線を反射することによるもので、珍しい発光の仕方である。
このヒカリゴケが一般に生えている地帯は、北極に近い針葉樹林の中の洞窟、岩陰、倒木の根陰で雨が直接あたらない、日当たりの少ない場所に限られている。日本列島のみに南下して、中部地方にも分布する珍しい存在である。
県下では、この他に称名峡、立山の美松坂、黒部峡谷の阿曽原、仙人岩屋などで発見されている。
名称 | 立山山麓ひかりごけ発生地(たてやまさんろくひかりごけはっせいち) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 立山町 | 所在地 | 芦峅寺ブナ坂外国有林 |
所有・管理 | 立山町 | 員数 | |
構造 | 年代 |