芦峅雄山神社境内杉林
立山登拝者の宿坊として栄えた芦峅寺集落のほぼ中央に雄山神社祈願殿がある。その境内は巨大なタテヤマスギの純林である。特に、奥にある開山堂を中にして立山大宮、若宮、その他の社殿を取り囲む地域には、2m以上のスギが122本も数えられる。樹齢は大体400~500年にわたり、これらが密生し、日本三名山のひとつとして古くから崇敬されてきた立山の祈願殿にふさわしい荘厳な雰囲気である。
このような巨大なスギによってできている林は、県下ではほかにない。これは環境がスギ林の生育に適していることもあるが、人力によって台風や積雪などの被害があるたびに補植を行って、スギ林の維持に努めてきたからである。今後、市民の森を造成するさいの貴重な資料でもある。
名称 | 芦峅雄山神社境内杉林(あしくらおやまじんじゃけいだいすぎばやし) | ||
---|---|---|---|
指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和42年(1967)9月26日 | |
市町村 | 立山町 | 所在地 | 芦峅寺2 |
所有・管理 | 芦峅雄山神社 | 員数 | |
構造 | 年代 |