小摺戸の大藤
黒部川が下流の扇状地に出て間もない右岸近くにこの神社がある。その境内の社殿前の左側にねじれのない幹まわり2.73m、背丈4mの太い柱のような幹が立ち、その上に4本の太いツタとなって、周囲にあるケヤキやシナノキの大木にからみついて境内の中央に広く張り出している巨樹が本樹である。
開花期の5月15日には恒例の「藤祭り」を行って、秋の豊作を祈り、紫の花房が垂れ下がる境内の広場で、入善地域で一番早い盆踊りが開かれる。
一般のフジは、老幹となるとねじれの部分が腐朽して縮小化するが、この大フジはその兆候もなく、無傷で樹勢が旺盛なことは珍しい。また、この大フジの存在は、黒部川扇状地帯の開拓前の自然林の緑にフジの群落があったことを示す。
名称 | 小摺戸の大藤(こすりどのおおふじ) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 | |
市町村 | 入善町 | 所在地 | 小摺戸821 |
所有・管理 | 神明社 | 員数 | |
構造 | 年代 |