クモマツマキチョウ
クモマツマキチョウは、シロチョウ科の美しい小型の蝶で、本州中部山地のごく限られた地域にのみ生息する。明治43年(1910)に後立山連峰の棒小屋乗越で最初に発見された。高山蝶の一種となっているが、立山の称名滝付近や黒部峡谷の鐘釣付近などの低山にも生息している。
成虫の発生は年1回で、普通5月初旬から6月初旬までである。その特徴は、雄の前翅には黄橙色の斑紋があり、後翅裏面には緑色雲状の斑紋がある。雌には黄橙色の斑紋がない。
クモマツマキチョウをはじめとした高山蝶は、厳しい自然環境の中で生活しているので、観光開発など、環境が変化すると、絶滅する恐れがあるので注意しなければならない。
名称 | クモマツマキチョウ(くもまつまきちょう) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和52年(1977)4月12日 | |
市町村 | 所在地 | 地域を定めず | |
所有・管理 | 富山県 | 員数 | |
構造 | 年代 |