魚津埋没林
昭和5年(1930)の魚津港建設のため、海岸を掘り下げた際に発見された大規模な埋没林である。かつて陸上に繁茂していたスギを中心とする原始林が、約2,000年前に片貝川の氾濫によって運ばれた土砂で埋められ、その後の海水面の上昇で海面下に沈んでできたと考えられている。
樹種はスギを主とし多少の広葉樹があり、樹令は200~500年、まれに1,000年に及ぶ。発掘された樹根は直径4メートルに達するものなど、その数200本を越え、更に多数の樹株、樹根が埋没していると考えられている。埋没林でその旧態をよく残すものとして他に類例がなく、学術上の価値が極めて高い。
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名称 | 魚津埋没林(うおづまいぼつりん) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 特別天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和30年(1955)8月22日 | |
市町村 | 魚津市 | 所在地 | 釈迦堂 |
所有・管理 | 魚津市 | 員数 | |
構造 | 年代 | 縄文時代~弥生時代 | |
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文化財クリップ16:魚津埋没林
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