とやまの文化遺産 とやまの文化遺産

イタセンパラ

 イタセンパラはコイ科タナゴ亜科に属する淡水魚で、オスの婚姻色が鮮やかな淡赤色をしている様子から「板鮮腹」と名づけられた。イタセンパラは国内3ヶ所に生息。このうち淀川水系(大阪府)、木曽川水系(愛知県・岐阜県)では個体数が少なく絶滅の恐れがあるが、氷見の万尾川では安定的に生息している。それぞれ離れた地域に生息する分布状況は、生物学的にみても貴重である。
 近年の調査研究により、氷見市の生息地では、周辺の伝統的な稲作によってイタセンパラの生育に適した環境が維持されてきたことが分かった。

名称 イタセンパラ(いたせんぱら)
指定区分 指定種別 天然記念物
種類 指定・登録日 昭和49年(1974)6月25日
市町村 所在地 地域を定めず
所有・管理 員数
構造 年代
備考 富山県では、氷見市万尾川、仏生寺川に生息。ひみラボ水族館で飼育展示している。
リンク
MENU