称名滝
称名滝は、立山連峰の雄山を源流とする称名川が、弥陀ヶ原の溶結凝灰岩層をV字状に深く浸食した「称名廊下」の末端に位置する。その落差は約350mで、上部から40、58、92、126メートルの4段から成る、日本最大の瀑布である。立山連峰の雪解け水が豊富な時期には、称名滝の左岸側の断崖から高さ500mのハンノキ滝が現れる。
立山信仰と密接な関係をもって知られている滝で、豪壮雄大な景観は、他に類例をみない。また浸食地形としても独自の特色をもっている。
<称名滝の落差について>
称名滝の落差は、『立山―称名滝とその溪谷を探る―』(昭和37年・富山新聞社刊)に基づき、1~4段目の落差に加え、1段目手前の2段の小滝(急落差)30mと、2段目と3段目間の傾斜4mを含め350mとしている。
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名称 | 称名滝(しょうみょうだき) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 名勝天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和48年(1973)5月29日 | |
市町村 | 立山町 | 所在地 | 芦峅寺ブナ坂外国有林 |
所有・管理 | 農林水産省 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
リンク |
関連する資料
文化財クリップ15:称名滝
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