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虻が島とその周辺

 虻が島は氷見市中田海岸から1.8㎞の沖合に浮かぶ富山県で最も大きい島である。全長180m、総面積が1350㎡で、男島と女島の2つが連なり、ヒョウタン形をしている。島は新生代新第三紀から第四紀(350~80万年前)にかけて堆積したシルト岩~泥岩層と砂岩層からできており、もとは灘浦海岸と陸続きであったものが海の浸食で切り離された。江戸時代初期には、高岡城の石垣を築造するための石材を切り出す石丁場として利用され、現在でも刻印や矢穴を観察することができる。
 付近を寒流と暖流が流れているため、約80種類の南方系と北方系の海浜植物のほか、海中では約130種類の海藻類、ウミウシなどの軟体動物だけでも約100種類を超える海生動物が生息している、生物学上貴重な場所である。

名称 虻が島とその周辺(あぶがしまとそのしゅうへん)
指定区分 指定種別 名勝天然記念物
種類 指定・登録日 昭和40年(1965)1月1日
市町村 氷見市 所在地 姿字浜898
所有・管理 氷見市 員数
構造 年代
備考 所有者・管理者の許可のない立ち入りは禁止。

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