横山楡原衝上断層
衝上断層は、元々下位にあった地層が、上位の地層の上に低角度でずり上がる逆断層の一種。横山楡原衝上断層は、神通川沿いの富山市楡原から飛騨市神岡町横山にかけて存在する断層で、富山県では楡原の松ヶ谷付近のスノーシェッド内や県境近くの東猪谷で露頭を見ることができる。富山市楡原周辺では、中生代の手取統の上へ、古生代末~中生代初めの古期花崗岩類がずれ上がっており、スノーシェッド内の露頭では断層面で破砕した粘土を観察することができる。
中生代から新生代(6,000~7,000万年前)にかけての日本列島の大規模な地殻変動によって生じたものと考えられており、学術上貴重なものである。
名称 | 横山楡原衝上断層(よこやまにれはらしょうじょうだんそう) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 天然記念物 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和16年(1941)10月3日 | |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 東猪谷字杉山割、楡原字一の谷 |
所有・管理 | 富山市 | 員数 | |
構造 | 衝上断層 | 年代 | |
備考 | 富山市楡原から飛騨市神岡町横山にかけて広がる。 | ||
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