木舟城跡
木舟城は中世の史料にもしばしば見える古城で、その起源は平安時代末にさかのぼると伝えられている。南北朝時代には越中の南朝方が活動する中心地であったという。砺波平野の中心に位置を占め、政治、経済、交通上の要地であるため、戦国時代には度々激しい戦いの舞台となり、城主も石黒氏・上杉氏・佐々氏・前田氏と次々と変わった。
天正13年11月(1586)の大地震で城が崩れ、城主の前田秀継(加賀前田家初代・利家の弟)が圧死した。その子利秀は今石動城に移り、城下町の人々も四散した。現在は周囲が水田に囲まれた約1.5mの高まりとして残る。
名称 | 木舟城跡(きぶねじょうあと) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 史跡 |
種類 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)10月1日 | |
市町村 | 高岡市 | 所在地 | 福岡町木舟146 |
所有・管理 | 高岡市 | 員数 | |
構造 | 年代 | ||
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