東黒牧上野遺跡
縄文時代中期の集落遺跡である。大型住居跡を含む竪穴住居が確認されており、集落の規模や住居の配置などの当時の集落構造がわかる好例である。とりわけ大型住居跡は楕円形で、中央に石組炉が置かれ、壁際が一段高くなっており、その上に2個1対の長い楕円形の自然石が等間隔で10組配置されるという、他に類例を見ない特異なものである。出土した遺物には縄文土器のほか土偶や三角とう形土製品があり、当時の生活や精神文化、集落の性格を探る上での貴重な資料となっている。
名称 | 東黒牧上野遺跡(ひがしくろまきうわのいせき) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 史跡 |
種類 | 指定・登録日 | 平成6年(1994)4月9日 | |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 東黒牧上野山割125-1-3 |
所有・管理 | 学校法人富山国際学園 | 員数 | |
構造 | 年代 | 縄文時代 |