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佐野家住宅主屋

明治33年の高岡大火直後に再建された建物で、屋敷は主屋が道路に面し、間に中庭を挟んで奥に土蔵を4棟横一列に建てている。隣家境にあたる建物の両妻側には、レンガの防火壁が立ち上げられており、防火に配慮した土蔵造りになっている。主屋正面には1間の土庇がつき、2階は大壁の黒漆喰である。興味深いのは土蔵造りという重苦しい形態に成らざるを得ないにもかかわらず、主屋1階裏側の庭園に面した部分を軽快かつ開放的な意匠でまとめている点である。なお、庭園は純和風である。

名称 佐野家住宅主屋(さのけじゅうたくおもや)
指定区分 指定種別 登録有形文化財
種類 建造物 指定・登録日 平成9年(1997)12月12日
市町村 高岡市 所在地 御馬出町68
所有・管理 個人 員数
構造 年代 明治時代

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