浮田家住宅
浮田家は元禄6年(1693)山廻り役となり、山林の取り締まりと、立山・黒部の国境監視にあたった。文政10年(1827)三千石の代官に任ぜられ、翌11年にこの家が建てられた。百姓としての家構えだけでなく、山廻りの役所も兼ね備えた家の構造が珍しい。
表門の潜戸は入ると自然に閉まる。母屋は寄棟の茅葺きである。式台を上がると太い梁を組んだ広間である。左手は来客用の座敷が続き、右手(家の下手)は山廻り役所の仕事場にあてられ、奥は住まいである。奥の台所には人の出入りが見える「のぞき窓」がある。
名称 | 浮田家住宅(うきたけじゅうたく) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 重要文化財 |
種類 | 建造物 | 指定・登録日 | 1979年(昭和54年)5月21日 |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 太田南町272 |
所有・管理 | 富山市 | 員数 | 3 |
構造 | 寄棟茅葺き(母屋) | 年代 | 1828年(文政11年) |
備考 | 主屋、表門、土蔵 | ||
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