谷村家住宅主屋
伏木の町並みの中で伝統的な様式を保つ基準的な町屋である。谷村家は代々勝興寺の家老を勤めた旧家で、明治維新後に現在地に移り、地元の棟梁針山分吉により明治初年に建てられた家屋である。
間口5間の大規模な切り妻造りで、正面外観は、板塀に続く西側3間分に格子を用い、東側1間には新しい道具を入れ、出入口としている。良質の材を用いた内部の質も高く、特にキャクシツとツギノマはともに天井は木を使用した棹円天井とし、赤みがかった土塀を塗った繊細な数寄屋風の空間となっている。
名称 | 谷村家住宅主屋(たにむらけじゅうたくおもや) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 登録有形文化財 |
種類 | 建造物 | 指定・登録日 | 平成9年(1997)12月12日 |
市町村 | 高岡市 | 所在地 | 伏木中央町 |
所有・管理 | 個人 | 員数 | |
構造 | 年代 | 明治1年(1868) |