絹本著色法華経曼荼羅図
法華経は、経王といって、数あるお経の中で最も大切にされてきたお経である。そのお経の内容を絵でもって表したのが、法華経曼荼羅である。
この法華経曼荼羅は、鎌倉時代に、放生津の海中から引き揚げたものと伝えられている。絹地に多色でもって描いた幅128㎝余の巻き軸22幅である。うち国指定の重要文化財になっているのは、嘉暦元年から同3年(1326~1328)に描かれた21幅で、他の1幅は江戸時代に補ったものである。
昔のインドの釈迦の時代を想像しながら描いてはいるが、どうしてもわが国の鎌倉時代風になってしまっているのが、かえって興味深い。
名称 | 絹本著色法華経曼荼羅図(けんぽんちゃくしょくほけきょうまんだらず) | ||
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指定区分 | 国 | 指定種別 | 重要文化財 |
種類 | 絵画 | 指定・登録日 | 明治33年(1900)4月7日 |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 八尾町宮ノ腰1580 |
所有・管理 | 本法寺 | 員数 | 21 |
構造 | 年代 | 嘉暦1~3年(1326~1328)が21幅、江戸時代1幅 |