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称名滝とその流域(悪城の壁、称名滝、称名廊下、地獄谷、みくりが池)

 みくりが池は、日本の高山湖として最も深い。水深は15mに及ぶ。周囲631mで、水は冷たく、雄山や浄土山の山並みが湖面に美しく映し出される。地獄谷へ出ると、周辺とは全く異なった青灰色の不毛の光景が目に入る。いたるところから水蒸気や硫化ガスを噴き出している。池という池には泥水が沸き立ち、鍛冶屋地獄など、異様な音をたててガスを噴出している。古く、立山地獄として全国から信仰を集めたところである。
 立山連峰の雪解け水を水源にもつ称名川は、深さ100mにも達するV字峡谷「称名廊下」を抜け、標高差350mを4段に分けて流れ落ち日本一の大瀑布を形成する(称名滝)。称名川は、滝の下流でさらに谷を深め、その浸食によって弥陀ヶ原台地が削られ、切り立った崖が「悪城の壁」としてそびえ立つ。
 雄山や剱岳などからなる立山は、平安初期の開山以来、天台・真言系の修験道の行者の禅定の山として、最も高く、険しい山であり、室堂地域は修験者の中心地であった。

名称 称名滝とその流域(悪城の壁、称名滝、称名廊下、地獄谷、みくりが池)(しょうみょうだきとそのりゅういき(あくしろのかべ、しょうみょうだき、じごくだに、みくりがいけ))
指定区分 指定種別 史跡名勝天然記念物
種類 指定・登録日 昭和40年(1965)1月1日
市町村 立山町 所在地 芦峅寺字大日1外
所有・管理 農林水産省 員数
構造 年代
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