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青磁浮牡丹唐草文香炉

芦峅寺の大仙坊家に秘蔵されており、通常は拝観できない。口径21.1㎝、高さ14.1㎝、一重口、三足の香炉である。南宋龍泉窯焼成の砧青磁で、胴をめぐって浮牡丹唐草文があり、薄手の釉薬を透かして白く見える。
この香炉は、室町時代に足利将軍から立山権現に寄進されたものと伝えられ、立山衆徒間で最高の霊宝である。古来、立山中宮といわれた芦峅寺一山の長官職を継ぐときの証として用いられたので、「長官香炉」とも言われる。

名称 青磁浮牡丹唐草文香炉(せいじうきぼたんからくさもんこうろ)
指定区分 指定種別 有形文化財
種類 工芸品 指定・登録日 昭和40年(1965)1月1日
市町村 立山町 所在地 芦峅寺46
所有・管理 芦峅寺一山会 員数
構造 年代 室町時代

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