牡丹花鳥雀文鏡
牡丹花蝶雀文鏡は、直径20㎝、厚さ1.2cmの薄い青銅の純日本式の鏡である。裏面に細かな線で、牡丹・二羽の尾長鳥・蝶が写生風に描かれている。
明治初年、立山大宮裏の禁足地から発見されたものである。もとは奉納鏡として用いられたものと言われる。藤原時代の作風を伝えるが、鎌倉時代初期の作と推定される。鋳型の崩れのない優秀な作品で、尾山神社の御神宝として、また、立山信仰関係の文化を裏付けるものとして価値が高い。
名称 | 牡丹花鳥雀文鏡(ぼたんかちょうじゃくもんきょう) | ||
---|---|---|---|
指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 工芸品 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)2月1日 |
市町村 | 立山町 | 所在地 | 芦峅寺2 |
所有・管理 | 芦峅雄山神社 | 員数 | |
構造 | 年代 | 鎌倉時代 |