道神社拝殿 附棟札2枚
道神社拝殿はもと石動山天平寺の開山堂で、明治維新後の神仏分離により明治5年(1872)現在地に移築されたものである。棟札により享和元年(1801)5月大窪大工藤岡信濃守富鋼によって再建されたことが知られる。また、桟唐戸の飾り金具銘「享和二年一二月吉日栗原則光」からも建立時代が明確である。
拝殿は方二間宝形造りの仏堂形式で、正面及び内部背面独立柱のみ三間とし、正面と両側面には切目縁を回す。
軒は二軒扇垂木で、出は柱間寸法に対して大変深く、ゆったりとした軒反りと相まって小建築であるが、雄大な外観を現している。道神社拝殿は意匠・構造・技術面において近世社寺建築の好例と言える。
名称 | 道神社拝殿 附棟札2枚(みちじんじゃはいでん つけたりむねふだにまい) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 建造物 | 指定・登録日 | 平成5年(1993)8月18日 |
市町村 | 氷見市 | 所在地 | 中田1499 |
所有・管理 | 道神社 | 員数 | |
構造 | 宝形造りの仏堂形式 | 年代 | 享和元年(1801)再建 |
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