旧上中田念仏道場
旧上中田念仏道場は上平村を流れる庄川右岸の上中田地区に所在していたが、平成7年に村内の小原尻崎に解体移築され、創建当初の姿に復元された。
造立は文化3年(1806)のことで翌文化4年に完成したと伝えられるが、備え付けられる聖徳太子画像や七高僧絵像の裏書などから、造立年代に矛盾はない。
道場の規模は桁行5間半、梁間5間、正面入母屋造り、背面切妻造り、茅葺、妻入で、平面は広縁、外陣、内陣で構成される。外陣、内陣脇間、内陣の順に段差が設けられ、天井は各室とも棹縁天井となる。
小屋組は和小屋と叉首組の組み合わせで、合掌造りとは手法を違える。旧上中田念仏道場は、保存状態が良好で、真宗寺院の古形態である道場の五箇山地方における典型例として貴重である。
名称 | 旧上中田念仏道場(きゅうかみなかだねんぶつどうじょう) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 建造物 | 指定・登録日 | 平成10年(1998)2月25日 |
市町村 | 南砺市 | 所在地 | 小原尻﨑14 |
所有・管理 | 南砺市 | 員数 | |
構造 | 正面入母屋造り、背面切妻造り、茅葺、妻入 | 年代 | 文化3、4年(1806、1807) |
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