木造彫刻棟札
宝寿院の山門から、昭和初めにこの棟札が発見された。長さ108㎝、幅13㎝、厚さ4㎝の立山杉の柾目板に釘の掛穴がついたものであった。
棟札は、建物の棟上げの時、工事の由緒、建築の年月日、工匠名などを記したものである。一字一字が力強く雄大に「薬研彫」というⅤ字形のほりこみで彫刻されたものである。
棟札の記すところによれば、社殿が応仁元年(1467)4月に復興され、11月に遷宮したことを示すと解釈されている。また裏には、前の社殿が承久2年(1220)に建立されたと記している。
名称 | 木造彫刻棟札(もくぞうちょうこくむなふだ) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 工芸品 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 |
市町村 | 富山市 | 所在地 | 亀谷1(大山歴史民俗博物館) |
所有・管理 | 宝寿院 | 員数 | |
構造 | 年代 |