脇差 銘 友次(宇多)
この脇差の作者友次は、鎌倉末期(文保の頃)に大和国宇多郡から越中に移住した宇多派に属し、作刀例が全国的にも極めて少ない。
身幅がやや広く、重ね薄く、反りのやや深い作りこみと古風な中心(なかご)や銘振りから製作年代は、南北朝時代を上下することはない。応永年間を遡る宇多物は極めて少なく、しかも在銘の脇差は特に貴重でありかつ製作がすぐれており、本県に関わりのある刀剣としても史料価値が高い。
名称 | 脇差 銘 友次(宇多)(わきざし めい ともつぐ(うだ)) | ||
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指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 工芸品 | 指定・登録日 | 昭和50年(1975)1月20日 |
市町村 | 富山市 | 所在地 | |
所有・管理 | 個人 | 員数 | |
構造 | 年代 | 南北朝時代 |