木造十一面観世音菩薩立像
魚津歴史民俗博物館に保管されている。ネズの一木造りである。一面に木目が露わで、木目のない手、足先、頭の上は後で補われたと分かる。沈んだ顔であるが、腰を少しひねって足をわずかに踏み出しており、静かななかにも動きを表そうとしている。衣服は簡略で刻みも浅く、藤原時代風であるが、鎌倉時代中期の作と考えられている。富山県東部には古い仏像が少ないので、この立像は貴重である。
名称 | 木造十一面観世音菩薩立像(もくぞうじゅういちめんかんぜおんぼさつりゅうぞう) | ||
---|---|---|---|
指定区分 | 県 | 指定種別 | 有形文化財 |
種類 | 彫刻 | 指定・登録日 | 昭和40年(1965)1月1日 |
市町村 | 魚津市 | 所在地 | 小川寺字天神山1070(魚津歴史民俗博物館) |
所有・管理 | 神宮寺 | 員数 | |
構造 | 年代 | 鎌倉時代 |